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■ 他のカメラについて3 レンジファインダーカメラ Konica HEXAR RFとレンズについてのインプレッションです。 |
■ HEXAR RFとレンズ
■ Konica HEXAR RF ミノルタTC-1に続く、国産フィルムカメラ動態保存計画(?)その2。国産レンジファインダーカメラの技術的頂点といえば、コニカヘキサーRFだ。レンジファインダーカメラの特徴、そのメリット・デメリットについてはこちらのページが詳しいのでご参照のこと。私個人は、AFコンパクトカメラにありがちなピントはずれがないことと、広角レンズで歪曲収差の少ないレンズが多いことに魅力を感じている。AFカメラに比べると何倍も不便だが、その辺は割り切ってじっくりとスローフォトを楽しむ時に使っている。昔のコンパクトカメラと同じく、レンズキャップを外し忘れてそのまま撮ってしまう失敗がありがちだから、気をつけること。 ヘキサーRFといえば、何と言っても1/4000秒の高速シャッター。ISO400のフィルムを常用する私にはこれが一番の魅力だ。AE(絞り優先、中央重点測光)も当然内蔵されている。もちろんフィルムは自動巻き上げ、自動巻き戻し。2.5コマ/秒の連写も可能だ(実写では2コマ/秒だった)。これほど多機能な銀塩レンジファインダーカメラは、もう二度と作られないだろう。ストラップの取り付け位置が前の方についているため(①)、カメラを首からさげたときに収まりがいい。見かけより重量があるカメラだから、細い革ストラップより太めの布ストラップの方がいいと思う。なお、ストラップ吊り金具の隣にあるねじ穴(②)は、ケーブルレリーズ用。一般に市販されているねじ込み式ケーブルレリーズ(ニコンAR-3など)が使える。ケーブルレリーズはバルブ撮影では必需品だし、1本もっているとヘキサーRFの活用範囲が広がる。 ファインダーの見え具合はまあこんなものだろうと思うが、縦位置だとフォーカスフレームが光ってピントが合わせにくいことがある。そういうときには、一旦横位置でピントを合わせてから、縦位置にしている。レンズ取り外しボタンがニコンカメラとは反対側にあるため、ニコンカメラに慣れていると間違いやすいから注意が必要だ。グリップがないため、右手が少々疲れやすいのが残念。なおヘキサーRFは、今のところコニカミノルタのホームページから説明書がダウンロードできる。 ![]() ヘキサーRFの弱点は、ストロボのTTL調光(現代カメラでは基本的な機能)に対応していない点だ。そのため、外光式オート(ニコンでは外部自動調光と呼ぶ)のストロボを使わなければならないが、機種によってかなり性能や使い勝手に差がある。コンパクトカメラのようにとりあえずストロボを光らせるだけなら、パナソニックのPE-20S(左)が便利だ。使い方もわりと簡単で、「AUTO」にいれてレンズの絞りをISO100だとF4、ISO400だとF8にするだけで良いと本体に書いてある(右)。ただ私の使い方だと、この絞り値だと少し暗い写真になりがちなので、絞りを1段余計に開けることが多い(ISO100でF2.8、ISO400でF5.6)。万全を期すなら、ISO400以上のネガフィルムを使えば安全。 ストロボ使用時は、ヘキサーRFの方はMモード、シャッタースピードは1/125秒以下、1/60秒ぐらいに設定する(左)。シャッタースピードをどんどん下げていくと、スローシンクロになるが、TTL調光の現代カメラのように露出をいつも当てるのは難しい。ヘキサーRF関連リンク集 http://www.photovoicebb.com/column/akagi/column_akagi6.html http://homepage2.nifty.com/MINOX/phase8.htm http://www.ncad.co.jp/~komata/hexar-rf.htm http://www001.upp.so-net.ne.jp/credenza/camera/hexarRF.html http://konicaminolta.jp/about/research/technology_report/2000/pdf/87.pdf http://www.ne.jp/asahi/geo/foto/dangi10.html http://transistoradio.blog109.fc2.com/blog-category-5.html http://kizaisitsu.exblog.jp/4992323/ http://en.wikipedia.org/wiki/Hexar_RF □ Konica M-HEXANON 28mm F2.8 ヘキサーRFと同時購入したレンズ。このレンズはネットではあまり評判がよくない。たしかに発色は少々地味だが、解像力はTC-1と同じぐらいあるし、何と言ってもヘキサーRFに一番似合うレンズだ。ただ残念なことに、ピントリングの仕上げが悪く、指が少々痛くなる。MFレンズはピントリングにしょっちゅう触るから、ここの触感が悪いのは大減点だ。M-HEXANONレンズが性能の割に評判が低いのは、ピントリングのできが悪いことが原因ではないだろうか。この辺はさすがにZeiss ZMは良くできている。 なお28mmは、パンフォーカスにするとピントリングに触らなくてすむ。例えば、F16に絞ると0.9mから無限遠まで被写界深度に入るから(写真参照)、ピント合わせ不要。ヘキサーRFのAEと合わせれば、レンズ付きフィルムと同じ感覚で、気楽にバシバシ撮れる。 中古で買ったためフードがないが、フードなしだとファインダー視野のケラれがわずかですむので、当面フードなしで使うつもり。 □ Carl Zeiss Biogon T* 2/35 ZM 歪曲収差の嫌いな私は、歪曲がゼロに近いBiogon 35mm F2を公式サイトで見て、いつか手に入れたいものだと思っていた。一眼レフ用の広角レンズには、ここまで歪曲が少ないレンズはない。そしてついに宿願かない、入手することができた。レンズの質感やMFのしやすさは、さすがの出来栄え。私には、コンパクトなC Biogon T*2.8/35 ZMより、少し大きめのBiogon 35mm F2の方がピントを合わせやすい。ヘキサーRFに付けても、ファインダーのケラレは少ないから安心して使える(眼鏡を掛けているとヘキサーRFの28mm枠は少々見づらいので、少し狭い35mm枠の方が個人的には使いやすい)。 ツァイスのZM・ZFレンズは、性能や質感がいいのに、販売網が弱いのか店頭であまり見ないのが残念だ。ネットで購入するのが現実的だろう。 Konica HEXAR RF/Carl Zeiss Biogon 35mm F2 ZM/絞り優先(F5.6)/フジカラー
SUPERIA Venus 400ツァイスレンズの味がどうたらこうたらについては、私には正直わからない。ただこのBiogon 35mm F2について言うならば、ニコンユーザーには、否、むしろ現代のニコンユーザーにこそ全く違和感なく自然に受け入れられる描写だと思う。 ニコンのレンズは概して、オーディオの世界で言うHigh Fidelity(高忠実度)が特徴で、画像に演出を加えず、事実を忠実に描写する。その分、フィルムごとの違いがわかりやすく、千変万化する撮影状況でも仕上がりを予想しやすい。一言で言えば信頼に足るレンズということだが、Biogon 35mm F2 ZMも適正露出でピントが合えば(レンジファインダーでは実はここが難しい)、Hi-Fiなレンズと言えそうだ。ツァイスもニコンも、ステッパーのレンズまで作る世界的な光学メーカーであり、アプローチは違っても目指すものは一つだということだろう。かなうならば、F6のマルチパターン測光で使ってみたいと思わせるレンズだ。 ![]() Konica HEXAR RF/Carl Zeiss Biogon 35mm F2 ZM/絞り優先(F8)/RVP100 |